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【雅叙園東京】日本文化に触れる『百段階段』!昭和の竜宮城と呼ばれたミュージアムホテル

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サマー
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こんにちは、サマー(@osanpo_com)です!このサイトではおすすめのお散歩スポットや、お散歩ついでの寄り道スポットなどをご紹介しています。

東京を代表する結婚式場としても知られる『ホテル雅叙園東京』。昭和6年に目黒雅叙園として開業し、平成29年に施設名をホテル雅叙園東京へリブランドしています。

宿泊はもちろん、1階フロアはパブリックスペースとなっておりレストランなどは宿泊者以外も利用することができます。

そんな雅叙園はかつて日本の文化に触れることが出来る《昭和の竜宮城》と呼ばれ、月日を経た現在でも日本美が詰まった唯一無二の《ミュージアムホテル》としてそこにあり続けます。

▼こちらのスポットはTV番組・有吉くんの正直さんぽで紹介されました。

【目黒編】お散歩スポット8選|20.2.8.有吉くんの正直さんぽまとめ!この記事では2020年2月8日(土)放送の有吉くんの正直さんぽで訪れた「目黒」のお散歩スポットを紹介します。目黒雅叙園・大圓寺・ハングリーヘブン・Miele Experience Center・ギャッベハネ・mipig cafe・スタンリーズ・かづ屋...

東京都指定有形文化財『百段階段』

百段階段
出典:https://www.hotelgajoen-tokyo.com/

料亭時代の昭和10年に作られた東京都指定有形文化財『百段階段』。当時の目黒雅叙園のもので現存する唯一の木造建築となっており、階段で結ばれた七つの部屋も現存しています。

階段には厚さ約5cmのケヤキ板を使用し、各部屋の天井や欄間には当時の著名な画家達が創り上げた美しい装飾が描かれています。

  1. 百段階段と呼ばれてはいますが実際には99段までしか存在しておらず、その理由として100は完成でありそれより上が無いと捉えられていたため、1段少なくし未完成であり未来が続くといった意味合いにしているんだそうです。
  2. さらに階段はあえて曲がって建てられ、下からは頂上が見えなくなっています。こちらも《先が見えない=先が続き、未来がある》という意味を持ちます。

十畝の間(じっぽのま)

▲室内の様子が見れる360°のパノラマビュー!

天井には前室に8面、本間に15面、合計23面の襖仕立ての鏡面に荒木十畝(あらきじっぽ)による四季の花鳥画が描かれています。 黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋です。

荒木十畝(あらきじっぽ)
明治5年10月5日~昭和19年9月11日。花鳥図を得意とした日本画家。
代表作:『早春』『鶴』『鳳凰』他

漁樵の間(ぎょしょうのま)

▲室内の様子が見れる360°のパノラマビュー!

室内はすべて純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられ、彩色木彫と日本画に囲まれた美しさは息を呑むほどの絢爛豪華さです。床柱は左右ともに巨大な檜で、精巧な彫刻 (中国の漁樵問答の一場面)が施されています。格天井には菊池華秋(きくちかしゅう)原図の四季草花図、欄間には尾竹竹坡(おたけちくは)原図の五節句が極彩色に浮彫されています。

菊池華秋(きくちかしゅう)
明治21年~昭和21。人物、花鳥画を得意とした日本画家。
代表作:『雪晴』他
尾竹竹坡(おたけちくは)
明治11年1月11日~昭和11年6月2日。明治から昭和期の浮世絵師、日本画家。
代表作:『おとづれ』『阿寒原森林』他

草丘の間(そうきゅうのま)

▲室内の様子が見れる360°のパノラマビュー!

格天井の秋田杉及び欄間には礒部草丘(いそべそうきゅう)の四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれています。障子建具は非常に手の込んだ面腰組子です。

礒部草丘(いそべそうきゅう)
明治30年3月24日~昭和42年1月9日。大正から昭和にかけ活動した日本画家。
代表作:『冬ざれ』『葉月の潮』他

静水の間(せいすいのま)

▲室内の様子が見れる360°のパノラマビュー!

奥の間の床柱は黄檗丸洗。格天井の秋田杉には池上秀畝(いけがみしゅうほ)の鳳凰・舞鶴、欄間四方には小山大月(こやまたいげつ)の金箔押地秋草が描かれています。次の間の天井及び欄間は橋本静水(はしもとせいすい)等の画伯によるものです。

池上秀畝(いけがみしゅうほ)
明治7年10月10日~昭和19年5月26日。山水・花鳥画を得意とした日本画家。
代表作:『初冬』『夕月』他
小山大月(こやまたいげつ)
1891年~1946年。花鳥風月を得意とした日本画家。
代表作:『桃花鳴鳩』『桃春』他
橋本静水(はしもとせいすい)
明治9年~昭和18年9月11日。大正・昭和初期にかけ活動した日本画家。
代表作:『一休禅師』『あやはとりくれはとり』他

星光の間(せいこうのま)

▲室内の様子が見れる360°のパノラマビュー!

奥の間の床柱は北山杉天然絞丸太で、次の間の床柱は槇出節、両室とも格天井及び欄間いっぱいに板倉星光(いたくらせいこう)の四季草花が描かれています。

板倉星光(いたくらせいこう)
明治28年12月2日~昭和39年12月17日。美人画を得意とした日本画家。
代表作:『春雪』『春雨』他

清方の間(きよたかのま)

▲室内の様子が見れる360°のパノラマビュー!

美人画の大家、鏑木清方(かぶらききよかた)が愛着をもって造った落ち着いた静かな茶室風の室です。特に奥の間の床柱は径一尺五寸の北山杉の天然総絞丸太でこのような逸材は今日、市場でもなかなか見出せないものです。廻り廊下の北山丸太を扱った化粧軒、障子建具、組子など、細心の造りです。扇面形杉柾板に四季草花、欄間の四季風俗美人画ともに清方の筆です。

鏑木清方(かぶらききよかた)
明治11年8月31日~昭和47年3月2日。明治期から昭和期にかけての浮世絵師、日本画家、随筆家。
代表作:『一葉女史の墓』『朝涼』『朝夕安居』他

頂上の間

▲室内の様子が見れる360°のパノラマビュー!

天井画は松岡映丘(まつおかえいきゅう)門下の作品です。前室、本間ともに格天井で、本間の床柱は黒柿の銘木を使用しています。

松岡映丘(まつおかえいきゅう)
1881年7月9日~1938年3月2日。大正・昭和初期にかけ活動した日本画家。
代表作:『屋島の義経』『伊香保の沼』『矢表』他

『百段階段』を舞台にした様々な催し

こちらでは百段階段を舞台とした人前挙式や、各間を会場に日本文化に触れることができる様々な企画展を開催しています。

企画展『百段雛まつり2020』

百段雛まつり2020

出雲・因幡・萩ひな紀行
同時開催 ~雛のしつらい~
開催期間:2020年1月24日(金) – 3月15日(日) 会期中無休

詳細はこちら

節句への想いと春の訪れを告げる雛まつり。ホテル雅叙園東京では、「文化財で雛まつり」という特別な体験が叶います。
毎年地域を変え、日本全国に伝わる歴史あるお雛さまをご紹介してきた百段雛まつりは都内最大級の雛まつりとして、これまでに60万人を超える方々にお越しいただき、今年で11年目をむかえます。

今年は出雲・因幡・萩ひな紀行として、島根、鳥取、山口の3県をテーマに開催。神々の神話や幕末の偉人たちの歴史が息づく風光明媚な町々から、お雛さまたちが初お目見えします。

また、10年間の本展を振り返って特に人気の高かった、部屋いっぱいにお雛さまを飾る圧巻の「飯塚 座敷雛」の再現展示や、「雛のしつらえ」をテーマとした桃の節句のテーブルコーディネートや、生活に彩をそえる雛飾りのご紹介など、連動企画も実施します。

企画展は一定期間ごとに内容が変更しますので、詳しいスケジュールはホームページにて確認をしてください。

美と匠の祭典『百段階段ガイドツアーとお食事』

百段階段ガイドツアーとお食事

百段階段を目黒の歴史とともに専任ガイドが案内。文化財鑑賞の後には特別メニューの料理を楽しむことができます。

コース受付ガイドツアーお食事
Aコース10:1510:30~11:30ランチ
11:30~13:00
Bコース12:1512:30~13:30ランチ
13:30~15:00
Cコース18:1518:30~19:30ディナー
19:30~21:00

お食事はホテル雅叙園東京内の下記5つのレストランから選択可能です。

  1. 中国料理「旬遊紀」
  2. 日本料理「渡風亭」
  3. RISTORANTE“CANOVIANO”
  4. New American Grill “KANADE TERRACE”
  5. Cafe&Bar「結庵」

企画展開催中は展示作品とのコラボレーションを、開催期間外は純粋な保存建築を鑑賞いただけます。 コースによって開催日程が異なりますので、開催スケジュールにてご確認ください。

美と歴史を身に纏う『撫子NADESHIKO』着物プラン

美と歴史を身に纏う『撫子NADESHIKO』着物プラン

さらに女性限定で、好きな着物を着て百段階段見学とお食事を楽しむプランもおすすめです。デザイン着物やレトロ着物など多数のラインナップから好きな物を選べて、足袋や草履、バッグ、髪飾り、かんざしまでレンタル可能で着物で自由にお散歩が可能です。

通常プラン¥13,500
  • 着物レンタル
  • 着付
  • お食事(ランチ)
  • 百段階段見学
フルパッケージプラン¥25,000
  • 着物レンタル
  • 着付
  • お食事(ランチ)
  • 百段階段見学
  • ヘアセット
  • プロのカメラマンによる写真撮影
  • 小物レンタル
  • 1ドリンク

※1週間前までに予約が必要です。

宿泊プラン¥39,000~
  • 朝食
  • 夕食
  • 着付け
  • 文化財見学ツアー付

<宿泊プラン> 着物で日本の美を満喫する女子会プラン

開催期間:2019年10月1日(火)~2020年5月31日(日)
詳細はこちらから!

文化財人前挙式『新祝言』

文化財人前挙式『新祝言』

百段階段を舞台にした初の挙式プラン。歴史あふれる空間の中で古式ゆかしい祝言の世界を体験できます。

「新祝言」プラン¥880,000
  1. 人前挙式
  2. 百段階段貸切り
  3. ブライダルエスコート
  4. 衣裳
  5. 美容着付
  6. 控室
  7. 写真

※指定日限定となりますので詳しくはホームページよりお問合せください。

【参考】SNS投稿・口コミ

施設詳細|ホテル雅叙園東京

住所
東京都目黒区下目黒1-8-1
電話番号
03-3491-4111
アクセス
JR「目黒駅」より徒歩3分
URL
ホテル雅叙園東京
MAP
本記事の内容は掲載当時のものであり最新情報ではありません。予めご了承ください。また店舗や施設を訪れる際は事前予約が必要な場合もございますので、予め各HP等で詳細をご確認ください。

出典:hotelgajoen-tokyo.com/